おはらい町通り と おかげ横丁
さて、内宮を出てくると、来た時よりもすごい人出で賑わっていました。
そろそろお昼時ですからね。
そう、あんなにお腹いっぱいだったのに、もう何かをつまみたくなります。
食事処は早くもいっぱい。
このあたりの店先に必ず飾ってある「注連縄(しめなわ)」って、なかなか見かけない感じです。
そもそも、お正月でもないのに?
調べてみたら、伊勢では一年中お飾りしているそうです。
それには、伊勢を旅した須佐之男命が夕暮れの宿探しで、将来兄弟という二人のうち、大変裕福な弟の巨旦将来に頼んだが断られたが、大変貧しい兄の蘇民将来は快く引き受け、貧しいながらも出来る限りのもてなしをした。これを喜び、一宿の恩返しに芽の輪を与えて「後の世に疫病あらば、蘇民将来の子孫と云いて、その芽の輪を腰に付けたる者は、難を逃れるだろう」と言い残したそうな。以来、蘇民家は、疫病も免れ代々栄えた〜ということにあやかって、「蘇民将来子孫家門」の護り札をしめ縄に付けて、一年中門口に飾り、無病息災を願うのが、今にも受け継がれているとのことでした。
なーるほどー。
しかし、マンションの家には難しいな〜ということで。
手ぬぐいに、この「蘇民将来子孫家門のついた注連縄」柄を発見。
これならば!と購入しました。
玄関入ったところにぴったりです。これなら年中飾っておけます。
さらに先へ進むと「松坂牛串」を店先で売っているのが、ちらほらと。
ステーキを食べるほどの余裕はありませんが、串1本ならば!
お店によって1本800〜1000円ですが、贅沢な1本も食しました。
脂が甘くてとろり。美味しかったです。
通りの中程右側に、あの「赤福本店」が。
左側の別店舗から先の道が「おかげ横丁」です。
屋根の上には、ところどころに七福神や干支が潜んでいて見つけるのも楽しいです。
横丁も大混雑。真ん中では太鼓櫓で神恩太鼓さんが演奏されていました。
この日は、男性4人がパワフルな演奏をしていましたよ。
横丁の中でも、お食事処や干物屋さん、招き猫屋さん、宝くじ売り場などいろんなお店がいっぱい。
そんな横丁を出てきて正面(赤福本店の脇)には、五十鈴川の上にかかる小さな太鼓橋(新橋)が。通りの喧騒から逃れて、ちょっとホッと一息。
会社へのお土産や、自分へのお土産は、このおはらい町通りで買いました。
お土産用のお菓子や、日持ちするおつまみ系が沢山売っています。
もちろん、干物も捨てがたかったですが、今日はこのまま帰宅しませんので。